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「バイデン氏躍進を好感も、ここは戻り売り」~黒岩の眼3/5(朝刊)

昨日の米国株式相場は大幅高。ダウ工業株30種平均は1173.45ドル高の27090.86、ナスダック総合指数は334.0ポイント高の9018.09となった。また、時間外取引の日経平均先物(円建て)は21380円付近での推移。したがって、本日の東京株式相場は買い先行の展開を想定。上値を試すものと思われる。

日経平均の日足チャートでは昨日、上ひげが出現。上値の重さを示唆していた。本日はその上ひげに挑戦する形となり、場合によっては突破するだろう。

ただ、チャートはすでに上方の窓を拒否した動きとなっており、「軸下向き」が鮮明。一時的な急落リスクは後退したものの、引き続き「弱気形状」であるのが現状だ。株価は買い一巡後に上値を抑えられ、改めて下値を試す動きになりそうだ。

市場が恐れているのは、やはり新型コロナウイルスの影響だ。感染の波が中国からアジアへと伝播し、それがアメリカをも蝕み始めている。良好な米経済指標はすべて2月のもの。これから3月の数値が出てくれば、実態に唖然とすることになるだろう。

米国株の急伸はスーパーチューズデーでのバイデン氏の躍進も挙げられる。税率の面でバイデン氏の方がマーケット・フレンドリーであり、それを好感した部分がある。ただ、現状、大統領選の行方は、マーケットの焦点からはややズレている。前日の急落の反動もあり、先物筋がそれを理由に買い上げているに過ぎない。NY株の急伸は「一過性」のものと認識し、それに対して慎重にトレードしなければならない。

投資家は引き続き「下方向」を見て取引しなければならない。米国が日本への渡航を禁止するのは時間の問題であるし、国民の行動を制約する「緊急事態宣言」の発表も秒読みとなっている。それは多くの経済活動が停止することを意味し、実体経済に与える影響は深刻であろう。いったん落ち着いたかに見える株価ではあるが、根はかなり深いと考える。戻ったところは「売り」で対処していきたい。

   
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